蔦に実
- 渡辺幸宏
- 2018年10月10日
- 読了時間: 2分
こんにちは。
事務所兼店舗となる物件や土地を探す作業は、当然のことながら、かなりの時間が必要となりました。
最初に候補に挙がった土地は、面積が広過ぎて、しかもアパートが2棟も建っているので家賃収入も見込めるという、なかなか魅力的な物件ではありました。
しかし、それに加えて店舗を新築するとなると、初期費用を要し過ぎることから、不動産屋を営んでいる友人には、場所を更に絞り込んで物件を発掘していただくという作業をお願いしておりました。
初めて今の物件と出会ったのは、まだ冬真っ盛り。
周囲の状況も、春から秋までとは一変して、静かな状況でした。
また、建物も正面玄関からみて真裏に位置する壁も、少し蔦が絡んでいるなぁという程度の認識でした。

昨日、散歩がてら改修工事現場を見に行ったところ、蔦に「実」がなっていました。
「蔦は建物を傷めるので、除去した方がよい」という方もおります。
大工の棟梁に相談してみたところ、「 ワインの店で、蔦に実が成るのは洒落ていてよいと思うよ。これから紅葉もするだろうし、そのままにしておいては」、と。

考えてみれば、蔦は葡萄科の植物。
そう考えてみると、この建物は「ワインバー」になる運命にあったのかも知れないし、私との出会いは運命的なものだったのだろう。
とある一言でそう考えるようになるところが、人間というもの(笑)。 お店に立ち寄った際には、裏手の蔦の状況も観察してみていただければと思いました。
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